「空飛ぶ飛行機」投資情報まとめ
空飛ぶ飛行機に携わる会社は国内外に多数あるが、株化されているものは米国株の以下2つのみ。
- ジョビー・アビエーション (JOBY)
- アーチャー・アビエーション (ACHR)
「Aviation(アビエーション)」とは、航空、航空学、航空機産業 の意味。
各社提携情報
空飛ぶクルマは、50年に185兆円市場にとの見解が出ている。既に受注1万機超。
Joby(ジョビー)アビエーション
・2020年1月トヨタ450億円出資
・2020年12月UberのeVTOL開発部門Uber Elevateを買収、UberがJobyに7,500万ドル(約86億円)を追加出資。Uberのアプリ活用に向けた検討なども進める。
・2022年には、米航空会社大手のデルタ航空とパートナーシップを交わし、空港と都市を結ぶ輸送サービスに向けて協業。
・2023年には、カリフォルニア州マリーナに構える製造工場で量産を開始。オハイオ州デイトンに大規模生産拠点として建設する計画を発表。年間最大500機の生産が可能。
・最初の顧客は米国防総省、米空軍基地内で試験運用される。
・全日本空輸(ANA)と協力して、2025年に開催の大阪・関西万博で、空飛ぶタクシーを運航すると発表。(大阪万博2024/4/13-10/13)
万博では、関西国際空港や神戸空港、大阪中心部から会場となる夢州を結ぶ航路を計画している。海外機「Joby S-4」。
・ANAホールディングス(HD)は日本での運航を2027年度に開始。
東京都心と成田空港を10〜20分で結ぶ。当初は東京圏、大阪圏。乗り合い方式で運航し、料金はタクシーと同水準となる見通し。
日本に広く普及するための課題としては、パイロット訓練、航空交通管理、離着陸ポートなどの地上インフラ整備、国や自治体と新たな制度・法規への対応など。トヨタも地上交通との連携で参加する。
・デルタ航空とニューヨークで2025年にも商用運航を開始。
・Jobyはドバイ政府と組み、26年から空飛ぶタクシーのサービスを開始する計画。
アーチャー・アビエーション
ジョビー・アビエーション
【事業概要】商業旅客サービス用の電動エアタクシーを開発、所有、運用する輸送会社。
eVTOLベンチャー。ジョビーのeVTOLは、パイロット1名と乗客4名を時速200マイル(最高時速320キロ)、航続距離100マイル(1回の充電で160キロ飛べる)輸送するよう設計される。アメリカ空軍など政府機関を含む顧客への輸送サービス提供、アプリベースの空中ライドシェアサービスを通じて個人エンドユーザーに輸送サービスを提供。音も45デシベルとヘリコプターに比べはるかに静か
※読み 全電気式垂直離着陸eVTOL(イーブイトール)
従業員:1,777人
時価総額:6,132百万ドル
営業利益:2020年-125.33ドル、2023年-472.09ドル
自己資本比率:81.48%
ROE(自己資本利益率):-49.60%
配当:0
(※2025/1/15時点)
決算:2/21頃
アーチャー・アビエーション
【事業概要】航空宇宙会社
従業員:人
時価総額:4,036百万ドル
営業利益:2020年-24.59ドル、2023年-446.90ドル
自己資本比率:66.23%
ROE(自己資本利益率):-124.73%
配当:0
気付いた点
ジョビーより収益性スコアが高い(アーチャー8/10、ジョビー2/10)